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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科57巻4号

2003年04月発行

文献概要

特集 前立腺疾患のすべて Ⅱ 前立腺肥大症 治療法の選択と実際 薬物療法

薬物治療をめぐるcontroversy

著者: 宮川征男1

所属機関: 1鳥取大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.90 - P.91

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 1 はじめに

 前立腺肥大症に対する薬物といえば,α遮断薬,抗アンドロゲン剤,および植物製剤・漢方製剤であり,それぞれについては,この後,順次解説されることになっている。その序文として,薬物療法の際に考えるべきことを述べたいと思う。

 前提として,「患者の下部尿路症状および尿流動態検査結果は,前立腺肥大に由来するものである」とする。また,治療においては無治療経過観察,薬物治療,あるいは手術療法のいずれを選択すべきかという議論もあるが,薬物療法でと決まったところから始めさせていただくことにする。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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