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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科57巻4号

2003年04月発行

文献概要

特集 前立腺疾患のすべて Ⅱ 前立腺肥大症 治療法の選択と実際 経尿道的治療

温熱および高温度治療

著者: 吉田正貴1 稲留彰人1 松本賢士1 村上滋孝1

所属機関: 1熊本大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.119 - P.123

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 1 はじめに

 現在,前立腺肥大症(BPH)治療の中で,低侵襲性治療法としては表1のようなものが行われている。このうち温熱・高温度治療は前立腺を加温することによる治療法であるが,加温するエネルギー源としてはマイクロ波,ラジオ波,レーザー,超音波,加熱水などが用いられている。一般的に45℃以上の温度が得られるものを高温度治療(thermotherapy),それ未満で40℃以上のものを温熱療法(hyperthermia)とよんでいる。エネルギー源の種類にかかわらず,前立腺を加温することによるBPHの治療法は,温熱あるいは高温度治療とよんでよいと思われるが,ここでは主にマイクロ波を用いた温熱および高温度治療について概説する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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