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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科57巻4号

2003年04月発行

特集 前立腺疾患のすべて

Ⅱ 前立腺肥大症 治療法の選択と実際 開放手術のテクニックとコツ

恥骨後式前立腺被膜下摘除術

著者: 関根英明1

所属機関: 1帝京大学医学部附属溝口病院泌尿器科

ページ範囲:P.144 - P.148

文献概要

 1 はじめに

 前立腺肥大症の手術療法としては,TUR-Pがgold standardであることに変わりはなく,開放手術が施行される頻度は低い。しかしながら,泌尿器科専門医としては前立腺肥大症の開放手術に精通している必要があり,症例によっては,的確な判断のもとに,開放手術を積極的に選択しなければならない。開放手術の方式としては,恥骨上式,恥骨後式および会陰式があるが,本邦では恥骨上式と恥骨後式が一般的である。筆者は両方を経験したが,臨床的に恥骨後式が優れている印象を持っており,それ以後は,本術式を好んで用いているので,ここでは恥骨後式を中心に述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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