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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科57巻4号

2003年04月発行

特集 前立腺疾患のすべて

Ⅲ 前立腺癌 診断のための検査と評価

直腸診

著者: 秋田英俊1 河合憲康2 橋本良博2

所属機関: 1愛知県厚生農業共同組合連合会加茂病院泌尿器科 2名古屋市立大学大学院医学研究科病態外科学講座腎・泌尿器科学分野

ページ範囲:P.175 - P.179

文献概要

 前立腺疾患の診断で前立腺を触診する直腸診(digital rectal examination:DRE)は,最も重要な診断方法の一つである。近年,CT・MRI・超音波診断装置などの診断装置の進歩と普及率の増加,さらには,診断,読影法も向上してきているためか,受診者のみならず医師側においても直腸診を避ける傾向にある。しかし,これら画像所見は,前立腺の形態,大きさなどについて,他覚的所見を得ることは可能であるものの,直腸診の特徴の一つである各種前立腺疾患の「硬さ」で表現される触診上の重要な病的所見を得ることはできない。以下前立腺癌の直腸診につき概説する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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