icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科57巻4号

2003年04月発行

文献概要

特集 前立腺疾患のすべて Ⅲ 前立腺癌 診断のための検査と評価

前立腺癌のCT・MRI診断

著者: 津田恭1 鳴海善文2 高橋哲2 中村仁信3

所属機関: 1大阪府立成人病センター放射線診断科 2大阪大学大学院医学系研究科診療画像情報学講座 3大阪大学大学院医学系研究科医用制御工学講座

ページ範囲:P.192 - P.196

文献購入ページに移動
 1 はじめに

 非侵襲的に生体の断層画像を得ることのできるCT,MRIは泌尿器科領域を含む腫瘤性病変の質的診断,拡がり診断に欠くことのできない検査方法となっている。前立腺癌に関しても,病変の局所進展の程度,リンパ節転移および遠隔転移巣の評価が可能である。

 しかしながら,空間分解能およびコントラスト分解能の限界により,CT,MRIの前立腺癌検出能は現時点では血清PSA測定や生検には及ばない。CT,MRIの主な役割は組織学的診断のついた前立腺癌症例における局所の病期診断および遠隔転移の判定である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら