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特集 前立腺疾患のすべて
Ⅲ 前立腺癌 治療法の選択と予後
文献概要
1 はじめに
半世紀前に米国のHugginsらにより内分泌療法の歴史はスタートした。その後欧米においては,女性ホルモンによる心血管障害や性機能低下が問題となり,姑息的な治療法と位置付けされた。しかしながら近年,より副作用の少ないLHRHアゴニストや抗アンドロゲン剤が開発され,また内分泌療法自体が予後延長に寄与することも証明され,進行前立腺癌治療におけるgold standardとなった。ここでは内分泌療法の適応,種類および方法について,現状と将来の方向性について述べる。
半世紀前に米国のHugginsらにより内分泌療法の歴史はスタートした。その後欧米においては,女性ホルモンによる心血管障害や性機能低下が問題となり,姑息的な治療法と位置付けされた。しかしながら近年,より副作用の少ないLHRHアゴニストや抗アンドロゲン剤が開発され,また内分泌療法自体が予後延長に寄与することも証明され,進行前立腺癌治療におけるgold standardとなった。ここでは内分泌療法の適応,種類および方法について,現状と将来の方向性について述べる。
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