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特集 前立腺疾患のすべて
Ⅲ 前立腺癌 治療法の選択と予後
文献概要
1 はじめに
前立腺癌は周知のとおりホルモン療法に非常によく反応するため,進行癌に対しては副作用の軽微なホルモン療法が選択されることが多く,化学療法についてはあまり進んだ臨床研究がなされていなかったように感じられる。しかし,高齢化に伴い,ホルモン療法抵抗性となった後の生活などが問題にされる機会が増えたために,「ホルモン抵抗性前立腺癌に対する治療」としての化学療法が取り上げられるようになってきた。したがって,ここでは「ホルモン抵抗性前立腺癌(hormone-refractory prostate cancer=HRPC)に対する新しい化学療法」に限って論じることにする。
前立腺癌は周知のとおりホルモン療法に非常によく反応するため,進行癌に対しては副作用の軽微なホルモン療法が選択されることが多く,化学療法についてはあまり進んだ臨床研究がなされていなかったように感じられる。しかし,高齢化に伴い,ホルモン療法抵抗性となった後の生活などが問題にされる機会が増えたために,「ホルモン抵抗性前立腺癌に対する治療」としての化学療法が取り上げられるようになってきた。したがって,ここでは「ホルモン抵抗性前立腺癌(hormone-refractory prostate cancer=HRPC)に対する新しい化学療法」に限って論じることにする。
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