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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科57巻4号

2003年04月発行

特集 前立腺疾患のすべて

Ⅳ 前立腺炎

前立腺液の採取と針生検の意義

著者: 荒川創一1

所属機関: 1神戸大学大学院医学系研究科腎泌尿器科学

ページ範囲:P.277 - P.280

文献概要

 1 前立腺液の採取

 前立腺液は,一般に経直腸的に前立腺マッサージを施行し,いわゆる前立腺圧出液として出てくる液体を外尿道口から採取する(図1)。この前立腺圧出液(expressed prostatic secretion:EPS)は,前立腺炎の診断に重要な情報を与えてくれる。ただし,この方法で必ず十分量の前立腺液が採取されるとはいえず,むしろ多くの場合,前立腺マッサージにより後部尿道に少量押し出された前立腺液を排尿でウォッシュアウトした形で得られるその初尿(前立腺マッサージ後尿)を検体として用いる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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