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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科57巻7号

2003年06月発行

手術手技 泌尿器科 体腔鏡下手術 6

腹腔鏡下前立腺全摘除術

著者: 佐藤一成1 飯沼昌宏1 土谷順彦1

所属機関: 1秋田大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.491 - P.498

文献概要

 腹腔鏡下前立腺全摘除術の利点は,dorsal vein complexなど肉眼では視認が困難な骨盤深部の構造を拡大視野で観察しながら,手術が遂行できる点であり,本法で得られた局所解剖の知見は開放性前立腺全摘除術にフィードバックされている。本法は出血量,術後疼痛,入院期間などの観点からminimally invasive surgeryであり,患者のQOLを向上させている。しかし,この手術の難易度は高く,一連の手術操作は一山越えるごとに新たな山場を迎えるといえるほどで,膀胱尿道吻合でピークを迎える。本稿ではわれわれが行っている腹腔鏡下前立腺全摘除術を紹介し,本手術のポイントを述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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