icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科57巻8号

2003年07月発行

特集 泌尿器悪性腫瘍の治療指針―私たちはこうしている

腎盂・尿管癌の治療指針

著者: 古瀬洋1 鈴木和雄1

所属機関: 1浜松医科大学泌尿器科

ページ範囲:P.607 - P.610

文献概要

 腎盂・尿管癌の標準術式は,尿管口周囲の切除を含めた腎尿管全摘除術が第一選択である。従来,開放手術が行われてきたが近年では鏡視下手術も一部の施設で盛んに行われ,開放手術と比較しても遜色ない結果が報告されてきている。しかし一方で,術前,術後の化学療法や手術の際のリンパ節郭清には議論が多く,はっきりとした結論が出ていないのも現状である。また術後は尿路上皮腫瘍の性質上,対側の上部尿路や膀胱への再発について注意深く経過を追う必要もある。今回,当科で行っている腎盂・尿管癌の治療指針について文献的考察を含め概説する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら