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特集 泌尿器悪性腫瘍の治療指針―私たちはこうしている
文献概要
われわれの膀胱癌治療指針を概説した。表在性膀胱癌については経過観察を原則とし,再発性,CIS随伴性,多発性であればBCG膀胱注入療法を追加する。浸潤性膀胱癌については,遠隔転移あるいはリンパ節転移があればMEC療法を2コース以上行う。遠隔転移のない浸潤性膀胱癌に対しては膀胱全摘除術を行うが,その際の尿路変向術は回腸導管,S状結腸直腸パウチ,回腸新膀胱(Studer法)のいずれか(尿道摘除術を併せて行うときには前2者のいずれか)を選択する。
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