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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科57巻8号

2003年07月発行

特集 泌尿器悪性腫瘍の治療指針―私たちはこうしている

精巣腫瘍の治療方針

著者: 篠原信雄1 鈴木信1 原林透1

所属機関: 1北海道大学大学院医学研究科腎泌尿器外科

ページ範囲:P.663 - P.667

文献概要

 近年の化学療法の進歩とともに,精巣腫瘍の治療成績は著しく改善し,かなり進行したものでも治癒が可能となった。しかし,初期治療に失敗すると難治性となるため,きちんとした治療方針に基づいた治療が必須である。精巣腫瘍の治療では,stageⅡAまでのセミノーマ症例,stageⅠの非セミノーマを除くと,多くの例で全身化学療法を基本とした集学的治療が必要であり,後腹膜リンパ節郭清術は残存病変切除のため実施される。全身化学療法の選択にあたっては,International Germ Cell Consensus Classificationが重要である。本稿ではこれらの点を概説する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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