文献詳細
学会印象記
第1回European Urological Winter Escape Meeting および第18回ヨーロッパ泌尿器科学会(EAU)印象記
著者: 上野宗久1
所属機関: 1埼玉医科大学泌尿器科
ページ範囲:P.668 - P.669
文献概要
EAUのacceptの通知が届いたのはテネリフェから帰国後10日ほどが経ってからでした。今回のSubmissionはすべてon-lineでAbstractに加えて,図表まで添付することができ,また,合否は3名のExpertの先生の投票により決定されました。Paperの採択率は30%と公表されておりましたが,取り消し演題も散見され,ポスターの中には結論に至っていないものもあり,AUAほど厳しくない印象を受けました。学術大会と展示はマドリッド市郊外,北東に位置するParque Ferial Juan Carlos I(IFEMA)で行われました。IFEMAは中に競技場を有するような巨大催し物会場で,国際空港から,あるいはダウンタウンからも地下鉄を利用してアクセスできますが,地下鉄駅に近い南口から,学会が行われる北口まではバスに乗らねばならず,さらに周辺に宿泊施設がないため,結局,市街地のホテルに宿泊せざるを得ず,多少不便を感じました。ヨーロッパの春はサッカー一色で,学会会場でも必ず話題にのぼります。来年EAUを主催するトルコからの先生が昨年のワールドカップについて熱弁をふるってくれましたが,日本人としては多少複雑な心境で耳を傾けておりました。
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