文献詳細
症例
文献概要
症例は57歳,女性。既往歴は僧帽弁逸脱症である。主訴は発熱と腰痛で,造影CTにて両腎に楔状低吸収域を認めたため両側急性腎盂腎炎と診断し抗生剤療法を開始した。しかし改善傾向なく,心音で全収縮期雑音,下肢血管痛が出現し,心臓超音波で僧帽弁の肥厚,MR血管造影で下肢多発動脈閉塞を認めた。さらに血清GOT,ALPの上昇から考え,感染性心内膜炎で発症した多発動脈閉塞を伴う腎梗塞と診断された。
掲載誌情報
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