文献詳細
特集 泌尿器科領域の緊急手術と緊急処置
文献概要
要旨
他科手術時の尿管損傷はその大半が婦人科手術で認められる。つまり,中部から下部尿管損傷の頻度が高いことを意味している。その診断と治療については,尿管カテーテル法と腎瘻造設がまず行われるべきである。対処できない場合には,施行する頻度は少ないが,尿管端端吻合術を理解していなければならない。さらに,最も精通してなければならないのが,膀胱尿管新吻合術である。ただ,尿管の欠損長が長ければ,psoas hitch法を行わなければならない。治療を行う際には,婦人科手術後の女性が多いということと再建手術での不成功の可能性を十分に理解して,納得医療を行わなければならない。
他科手術時の尿管損傷はその大半が婦人科手術で認められる。つまり,中部から下部尿管損傷の頻度が高いことを意味している。その診断と治療については,尿管カテーテル法と腎瘻造設がまず行われるべきである。対処できない場合には,施行する頻度は少ないが,尿管端端吻合術を理解していなければならない。さらに,最も精通してなければならないのが,膀胱尿管新吻合術である。ただ,尿管の欠損長が長ければ,psoas hitch法を行わなければならない。治療を行う際には,婦人科手術後の女性が多いということと再建手術での不成功の可能性を十分に理解して,納得医療を行わなければならない。
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