文献詳細
手術手技 ここまできた泌尿器科日帰り手術 7
文献概要
要旨:小児の停留精巣を日帰り手術で行う場合,入院治療と比較して術式および周術期管理に特別な相違はない。停留を触知しない場合は腹腔鏡による診断を先行し,高位の精巣に対してはJones法による固定を第一選択とする。停留精巣手術は周術期が安定しており日帰り手術のよい適応である。しかし日帰り手術のためのシステムを構築しないと医療サイドの負担が増える割には手術件数が増やせないため,現時点で施行している小児専門病院はきわめて少ない。
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