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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科58巻10号

2004年09月発行

症例

14年目の再発と考えられた陰茎癌

著者: 羽賀宣博12 村上房夫1 梅田弘幸1 小田島肇1 宍戸啓一2 山口脩2

所属機関: 1太田西ノ内病院泌尿器科・病理診断料 2福島県立医科大学泌尿器科

ページ範囲:P.765 - P.767

文献概要

 62歳,男性。主訴は陰茎痛。1989年,陰茎癌で陰茎部分切除術,左鼠径リンパ節郭清術を施行した。2003年,陰茎癌の局所再発を認めた。画像上,右浅鼠径リンパ節腫大もあり,陰茎全摘除術,右鼠径リンパ節郭清術を施行した。補助療法として両鼠径部を含む骨盤腔に放射線療法を施行した。本症例のように陰茎部分切除術後の晩期再発は非常に稀である。今後は厳重な経過観察が必要と考えられる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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