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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科58巻12号

2004年11月発行

特集 悪性腫瘍との鑑別が困難な各領域の諸病変

悪性腫瘍との鑑別が困難な膀胱病変

著者: 大久保雄平1 福井巌1

所属機関: 1癌研究会附属病院泌尿器科

ページ範囲:P.941 - P.945

文献概要

要旨

 膀胱内に腫瘍性病変を認めた場合には常に悪性腫瘍を疑い鑑別診断を行わなければならないが,膀胱鏡検査を中心とした臨床所見のみからでは悪性腫瘍と良性疾患の鑑別が困難なことも少なくない。また,良性疾患であっても前癌病変であったり,膀胱移行上皮癌と関連した病変もあり,尿細胞診,膀胱鏡,画像所見などから悪性腫瘍との鑑別が困難な場合には組織検査が必須である。しかし,一方では膀胱内に腫瘍性病変を認めても,臨床経過などから悪性疾患との鑑別が比較的容易な疾患もある。不要な侵襲的な検査を避けるためにも日頃から様々な疾患を熟知しておく必要がある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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