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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科58巻2号

2004年02月発行

文献概要

原著

がん専門病院における高齢者の告知に対する意識調査

著者: 滝沢明利1 三浦猛1 河上哲1 藤浪潔1

所属機関: 1神奈川県立がんセンター泌尿器科

ページ範囲:P.137 - P.141

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 1996年4月より2002年12月までのがん専門病院にて初診のがん患者364例(男318例,女46例,平均66歳)を対象に,独自の問診表を用いて告知に対する意識調査を行い,若年群(64歳以下),前期高齢者群(65~74歳),後期高齢者群(75歳以上)に分けて検討を行った。86.6%が病名告知を希望し,告知希望者の78.0%が予後告知を希望していた。病名告知希望に年齢差は認めなかったが,予後告知希望は後期高齢者群では有意に少なかった(ピー<0.05)。高齢者も若年者同様,多くが告知を希望しており,高齢者でも告知について本人の意思に沿った対応が必要であると考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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