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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科58巻2号

2004年02月発行

症例

高圧酸素療法が有効であったサイクロフォスファマイドによる出血性膀胱炎

著者: 松下仁1 越智達正1 丹司望1 西尾俊治1 田丁貴俊2 横山雅好1

所属機関: 1愛媛大学医学部泌尿器科 2松山赤十字病院

ページ範囲:P.155 - P.157

文献概要

 症例は65歳,女性。主訴は無症候性肉眼的血尿。患者は慢性関節性リウマチにて4年間にわたりサイクロフォスファマイドを総計73g内服していた。2001年肉眼的血尿にて近医泌尿器科を受診し,適宜止血処置を施行されるも改善なく当科を紹介された。サイクロフォスファマイドによる出血性膀胱炎と診断し,サイクロフォスファマイドを中止,高圧酸素療法を施行した。計11回の治療にて血尿は改善した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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