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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科58巻3号

2004年03月発行

症例

経直腸的前立腺生検後に発症した敗血症

著者: 遠藤雅也1 木内利明1 垣本健一1 目黒則男1 前田修1 宇佐美道之1

所属機関: 1大阪府立成人病センター泌尿器科

ページ範囲:P.229 - P.231

文献概要

 患者は57歳,男性。PSA高値のため当科に紹介された。前立腺生検前に浣腸を行い,LVFX 100mgを検査2時間前に,さらに,検査終了直後と6時間後にそれぞれ100mgを内服。生検翌日の晩より39℃台の発熱,血圧低下,尿量減少,血小板の著明な減少,FDPの増加を認め,敗血症によるDIC,多臓器不全と診断した。動脈血より大腸菌が分離同定され,MEPM 1g/day,AZT 2g/dayを生検後5日目より投与し軽快した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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