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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科58巻3号

2004年03月発行

症例

原発性尿管扁平上皮癌の1例

著者: 二宮郁1 田上隆一1 滝川浩1

所属機関: 1公立学校共済四国中央病院泌尿器科

ページ範囲:P.243 - P.245

文献概要

 症例は76歳,女性。右尿管腫瘍にて右腎尿管全摘除,膀胱部分切除が施行された。摘出組織の病理組織検査では,高分化型扁平上皮癌(pT1,INFα,pL0,pV0)と診断された。その後再発なく経過良好であったが,1年後胃印環細胞癌,その2か月後には腹腔内腫瘍(悪性線維性組織球症)を続発,死亡した。尿管原発の扁平上皮癌は比較的稀で,自験例は本邦68例目の報告にあたると思われた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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