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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科58巻3号

2004年03月発行

症例

尿路と交通した化膿性腎扁胞

著者: 森川文雄1 堀田満喜男2 澤田重樹2 伊藤裕康2 池内隆夫3

所属機関: 1慈朋会澤田病院泌尿器科 2慈朋会澤田病院内科 3昭和大学藤が丘病院泌尿器科

ページ範囲:P.247 - P.249

文献概要

 症例は38歳,女性。主訴は頻尿,発熱,右背部痛。急性腎孟腎炎で入院加療するも改善しなかった。右腎の化膿性腎囊胞を疑い,超音波下穿刺ドレナージを施行し,貯留液は膿液で,約640ml排出,培養でE. coliを検出した。囊胞造影で尿路との交通を認めたが,保存的加療にて改善した。治療後3か月のCT像で,囊胞は著明に縮小していた。化膿性腎囊胞の報告は,調べ得た限りにおいて,本邦で92例を認めるのみであった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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