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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科58巻4号

2004年04月発行

文献概要

特集 イラストレイテッド泌尿器科手術

尿道下裂修復術

著者: 谷風三郎1

所属機関: 1愛知県立あいち小児保健医療総合センター泌尿器科

ページ範囲:P.192 - P.199

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 要旨:尿道下裂修復術には多種多様の手術法が報告されているが,現在一期的に修復することが強く求められ,さらに手術成績の向上,術後の外観をできるだけ正常に近づけるなどさらなるレベルアップを求められているのが現状である。手術法の選択には尿道下裂の程度や手技的な習熟度などが重要となるが,組織の扱いや特殊な縫合技術などは共通したもので,適切な施設でのトレーニングと十分な経験が基本である。本稿では包皮内板の遊離全層皮膚移植(full-thickness free graft of preputial skin)を用いた一期的修復術を取り上げたが,手技的には特殊な技術を必要とせず,基本技術を身につければ,比較的安全に実施できることがメリットである。ただし,手術の実際を手術見学やビデオで学習したうえで実施する慎重さは必要である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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