icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科58巻5号

2004年04月発行

症例

術後13年目に回腸導管に変更したKock pouch造設例

著者: 安藤忠助1 江本昭雄1 平田裕二1 田崎義久1 三股浩光1 野村芳雄1

所属機関: 1大分大学医学部腫瘍病態制御講座泌尿器科学

ページ範囲:P.327 - P.329

文献概要

 患者は76歳,男性。62歳時に膀胱腫瘍に対し膀胱全摘除術,Kock pouch造設術を行った。その後Kock pouchに度々トラブルが生じ,今回輸入脚部狭窄症に対し内視鏡的切開を試みるも不可能であり,術後敗血症および播種性血管内凝固症候群をきたしKock pouch摘出回腸導管造設術を行った。Kock pouch造設術は最初に報告された禁制型尿路変向術であるが,合併症と他の優れた術式が存在する現在では主流ではない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら