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特集 前立腺生検の最前線
文献概要
要旨
最近のPSA検診の普及などよりT1c癌をはじめとする局所限局性前立腺癌の検出頻度が高まってきた。しかしながら,臨床上意義のない癌の発見や無駄な前立腺生検の施行といった問題も起きている。良性肥大症の確率の高い例での生検の回避と,その中での効率のよい局所限局癌の検出のジレンマがある。本稿では,千葉大学での前立腺針生検の生検適応の決定プロセスについて述べるとともに,今後の展望や問題点を含めて概説する。
最近のPSA検診の普及などよりT1c癌をはじめとする局所限局性前立腺癌の検出頻度が高まってきた。しかしながら,臨床上意義のない癌の発見や無駄な前立腺生検の施行といった問題も起きている。良性肥大症の確率の高い例での生検の回避と,その中での効率のよい局所限局癌の検出のジレンマがある。本稿では,千葉大学での前立腺針生検の生検適応の決定プロセスについて述べるとともに,今後の展望や問題点を含めて概説する。
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