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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科58巻7号

2004年06月発行

特集 前立腺生検の最前線

前立腺生検の適応

著者: 鈴木和浩1 伊藤一人1 山中英壽1

所属機関: 1群馬大学大学院医学系研究科泌尿器病態学

ページ範囲:P.455 - P.459

文献概要

要旨

 前立腺生検はPSAによるスクリーニングの普及に伴い,施行数が増加している。われわれの施設では,年齢階層別のPSA値を主な指標として生検適応を決定している。基準値以下では直腸診や経直腸的超音波検査の所見による。年齢,前立腺体積から算出した多数か所生検法による生検下では,この適応のもとでの生検陽性率が3.1~4.0ng/mlで25.7%,4.1~10.0ng/mlで38.2%,10.1~20.0ng/mlで51.1%,20.1~50.0ng/mlで80.4%,50.1~100ng/mlで93.8%,100.1ng/ml以上で100%であった。今後,PSA関連パラメータや新しい腫瘍マーカーの検討による診断効率の改善を目指したい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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