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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科58巻7号

2004年06月発行

特集 前立腺生検の最前線

経会陰的到達法・仙骨麻酔

著者: 河合憲康1 宇佐美雅之1 成山泰道1

所属機関: 1名古屋市立大学大学院医学研究科腎・泌尿器科学分野

ページ範囲:P.473 - P.476

文献概要

要旨

 前立腺生検における前立腺への到達法には,1)経会陰的と2)経直腸的の2つがある。いずれも経直腸超音波プローブを用いて前立腺の解剖とエコー強度を観察することにより,系統的に生検を行うべきである。到達法としていずれかを選択するかは,それぞれのメリット,デメリットを考慮する必要がある。経直腸的のメリットは簡便さであり,デメリットは感染と出血である。経会陰的のメリットは経直腸的より感染が少ないこと,デメリットは仙骨麻酔が必要で簡便ではないことである。いずれの方法が適当であるか検討した報告はないが,前立腺生検に関する論文の傾向から,前立腺生検における経会陰的到達法は主流ではないと思われる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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