文献詳細
特集 前立腺生検の最前線
文献概要
要旨
前立腺生検における前立腺への到達法には,1)経会陰的と2)経直腸的の2つがある。いずれも経直腸超音波プローブを用いて前立腺の解剖とエコー強度を観察することにより,系統的に生検を行うべきである。到達法としていずれかを選択するかは,それぞれのメリット,デメリットを考慮する必要がある。経直腸的のメリットは簡便さであり,デメリットは感染と出血である。経会陰的のメリットは経直腸的より感染が少ないこと,デメリットは仙骨麻酔が必要で簡便ではないことである。いずれの方法が適当であるか検討した報告はないが,前立腺生検に関する論文の傾向から,前立腺生検における経会陰的到達法は主流ではないと思われる。
前立腺生検における前立腺への到達法には,1)経会陰的と2)経直腸的の2つがある。いずれも経直腸超音波プローブを用いて前立腺の解剖とエコー強度を観察することにより,系統的に生検を行うべきである。到達法としていずれかを選択するかは,それぞれのメリット,デメリットを考慮する必要がある。経直腸的のメリットは簡便さであり,デメリットは感染と出血である。経会陰的のメリットは経直腸的より感染が少ないこと,デメリットは仙骨麻酔が必要で簡便ではないことである。いずれの方法が適当であるか検討した報告はないが,前立腺生検に関する論文の傾向から,前立腺生検における経会陰的到達法は主流ではないと思われる。
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