文献詳細
特集 前立腺生検の最前線
文献概要
要旨
前立腺生検を行うには,生検の意義とその方法・合併症の的確な説明が必要であり,前立腺生検説明書の作成が必須となっている。生検部位・数に関してはHodgeらの報告以来種々の検討がなされ,前立腺外側lateral(anterior horn)planeの重要性が認識されている。これらの部位を生検時イメージするにはMcNealのcoronal sectionによる前立腺断面の理解が必要である。合併症としては直腸・前立腺の副交感神経刺激によると考えられる徐脈,血圧低下(vasovagal reaction)が注目されている。少ない頻度ではあるが検査後下血,敗血症の合併があり,十分な患者指導が必要である。
前立腺生検を行うには,生検の意義とその方法・合併症の的確な説明が必要であり,前立腺生検説明書の作成が必須となっている。生検部位・数に関してはHodgeらの報告以来種々の検討がなされ,前立腺外側lateral(anterior horn)planeの重要性が認識されている。これらの部位を生検時イメージするにはMcNealのcoronal sectionによる前立腺断面の理解が必要である。合併症としては直腸・前立腺の副交感神経刺激によると考えられる徐脈,血圧低下(vasovagal reaction)が注目されている。少ない頻度ではあるが検査後下血,敗血症の合併があり,十分な患者指導が必要である。
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