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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科58巻7号

2004年06月発行

特集 前立腺生検の最前線

経直腸的到達法・仙骨麻酔

著者: 岡田日佳1

所属機関: 1関西医科大学泌尿器科

ページ範囲:P.487 - P.492

文献概要

要旨

 前立腺生検を行うには,生検の意義とその方法・合併症の的確な説明が必要であり,前立腺生検説明書の作成が必須となっている。生検部位・数に関してはHodgeらの報告以来種々の検討がなされ,前立腺外側lateral(anterior horn)planeの重要性が認識されている。これらの部位を生検時イメージするにはMcNealのcoronal sectionによる前立腺断面の理解が必要である。合併症としては直腸・前立腺の副交感神経刺激によると考えられる徐脈,血圧低下(vasovagal reaction)が注目されている。少ない頻度ではあるが検査後下血,敗血症の合併があり,十分な患者指導が必要である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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