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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科58巻7号

2004年06月発行

文献概要

特集 前立腺生検の最前線

東北大学における初回生検,再生検の適応・方法

著者: 石戸谷滋人1 伊藤明宏1 佐藤信1 斎藤誠一1 荒井陽一1

所属機関: 1東北大学大学院医学系研究科医科学専攻泌尿生殖器学講座泌尿器科学分野

ページ範囲:P.509 - P.512

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要旨
 東北大学において一般臨床例と検診例に対してPSA 4.0ng/ml以上の全例と2.0~4.0ng/mlでfree/total PSA比が0.12未満の例に対して,外来で局所麻酔下に10~12か所生検を行っている。310症例に対しての初回生検の癌発見率は43.8~47.5%であった。初回生検陰性だが癌が引き続き疑われる症例に対しては約6か月の間隔をおいて,採取部位を変更して尖部辺縁領域から6か所と移行領域も含めた辺縁領域内側6か所の計12か所から再生検を行っている。現在までのところ18例中3例(16.7%)に癌が発見された。これら再生検で見つかる癌は尖部の辺縁領域に集中している傾向がある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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