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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科58巻8号

2004年07月発行

文献概要

症例

超選択的動脈塞栓術で治癒した外傷性持続勃起症

著者: 遠藤純央1 永田大介1 小林隆宏1 金子朋功1 佐竹元治2 郡健二郎1

所属機関: 1名古屋市立大学大学院医学研究科病態外科学講座腎・泌尿器科学 2名古屋市立大学大学院生体総合医療学講座量子放射線医学科

ページ範囲:P.601 - P.603

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 症例は20歳,男性。会陰部打撲後2日目より陰茎の持続勃起を自覚していたが,受傷後18日目に当科を受診した。陰茎海綿体血液ガス分析,およびドプラエコーにて流入過剰型持続勃起症と診断した。受傷後21日目,陰茎動脈造影にて,左内陰部動脈末梢に血管外漏出を認め,これによる流入過剰型持続勃起症と診断し,スポンゼルを用いて超選択的動脈塞栓術を施行した。術後,再発および合併症を認めず,通常の勃起・射精が可能である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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