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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科58巻8号

2004年07月発行

症例

陰囊内に発生した脂肪肉腫

著者: 神沢英幸1 坂田孝雄1 宇佐美雅之1 佐々木昌一1 林祐太郎1 郡健二郎1

所属機関: 1名古屋市立大学大学院医学研究科腎・泌尿器科学分野

ページ範囲:P.613 - P.615

文献概要

 症例は54歳,男性。左陰囊内容腫大を主訴に2003年7月15日当科を受診した。血液・生化学検査および腫瘍マーカーに異常所見を認めなかった。陰囊部CTにて造影効果を有する腫瘤を認めた。左陰囊内腫瘍と診断し左高位精巣摘除術を施行。摘出重量710g,大きさ15×9×10cm。腫瘍内部は黄色,均一,充実性で,精巣は圧排されて存在していた。病理組織は高分化型と多形型の両成分が混在した脱分化型脂肪肉腫であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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