icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科58巻9号

2004年08月発行

症例

検診を契機に発見された過剰腎

著者: 川崎芳英1 松下真史1 大和隆2 海法康裕3 岡田康弘1

所属機関: 1公立気仙沼総合病院泌尿器科 2いわき市立総合磐城共立病院泌尿器科 3東北大学病院泌尿器科

ページ範囲:P.691 - P.693

文献概要

 症例は51歳の女性,検診で尿潜血陽性と判定され,精査目的に当科を受診をした。DIPにて,左側に2つの腎盂,尿管を認め,さらにCT,MRIにて左側に連続性のない完全に分離した2つの腎を認めた。また,膀胱鏡でインディゴカルミン静注により尿管口は両側正常位置の他,膀胱内の内尿道口付近にも確認した。画像所見などより固有の腎被膜と腎盂,尿管を持つ腎が3つあり,どの腎も著明な水腎や萎縮を伴わない過剰腎の典型例と思われた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら