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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科58巻9号

2004年08月発行

症例

移行上皮癌切除後に発生した膀胱小細胞癌

著者: 山下慎一1 稲葉康雄1 相馬文彦1 方山揚誠2

所属機関: 1八戸市立市民病院泌尿器科 2八戸市立市民病院病理

ページ範囲:P.715 - P.718

文献概要

 症例は75歳,男性。2000年6月肉眼的血尿にて当科を初診した。表在性膀胱腫瘍の診断下にTURBTを施行した(移行上皮癌)。以後の経過観察中,2003年1月の膀胱鏡検査で,膀胱右側壁に以前とは形態が異なる約2cmの隆起性病変を認め,生検で膀胱小細胞癌が疑われた。2003年4月に膀胱全摘除術を施行し,病理組織検査にて膀胱小細胞癌(pT3aN0M0)と診断された。術後CBDCA・VP-16併用化学療法を1コース施行した。8か月経過した現在,再発なく外来通院中である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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