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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科59巻10号

2005年09月発行

手術手技 尿路変向・膀胱拡大術 4

Hemi-Kock式尿路変向術

著者: 橘政昭1

所属機関: 1東京医科大学泌尿器科

ページ範囲:P.737 - P.744

文献概要

要旨:自然排尿型尿路変向術は体外装具装着を不要とし,随意的排尿を可能とする術後のQOLを向上する意味で優れた術式といえる。各種方法が実施されているが,hemi-Kock式回腸利用尿路変向術は,輸入脚部に腸重積を作成することにより確実な尿の上部尿路への逆流を防止する機構が構築可能な点がその最も優れた点といえる。一方,腸重積という非生理的な構造を作成することに伴う合併症の発生も否定できない。本稿では,本法の利点を最大限活用し,かつ合併症発生の防止策を中心に述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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