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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科59巻10号

2005年09月発行

セミナー 泌尿器科領域における重症・難治性感染症とその対策 4

高齢者における尿路・性器感染症

著者: 川原元司1 西山賢龍1 中川昌之1

所属機関: 1鹿児島大学医歯学総合研究科尿路系腫瘍学/鹿児島大学病院腎臓・泌尿器センター

ページ範囲:P.753 - P.758

文献概要

要約:高齢者の尿路・性器感染症の重症化因子は尿路閉塞の存在と感染防御能低下であり,難治化因子として基礎疾患の重症化と尿路異物の存在が加わる。基礎疾患の重症度を的確に判定し,外科的処置の時機を失わないよう対応する。無症候感染例では監視培養で定着菌の薬剤感受性を確認し,切り札的抗菌薬をリザーブしておく。抗菌薬の長期投与は副作用の出現や耐性菌の選択率が高くなる。殺菌効果が期待できる薬剤の充分量を用いた短期間投与を基本とする。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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