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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科59巻10号

2005年09月発行

症例

精索に発生した炎症性偽腫瘍

著者: 吉田宗一郎1 宮田和豊1 青木茂弘2

所属機関: 1入間川病院泌尿器科 2入間川病院外科

ページ範囲:P.771 - P.773

文献概要

尿路生殖器に発生する炎症性偽腫瘍は稀な疾患である。われわれはここに精索に発生した炎症性偽腫瘍の1例を報告する。症例は70歳男性,右鼠径部有痛性腫脹を主訴に来院した。右鼠径ヘルニアの診断にて,右鼠径ヘルニア根治術を施行した。術中,右精索腫瘍の合併を認めたため,右高位精巣摘出術を施行した。右精索腫瘍は病理組織学的に炎症細胞を含んだ,粘液様間質に紡錘形細胞の増殖が認められ,炎症性偽腫瘍と診断された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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