icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科59巻10号

2005年09月発行

症例

遺尿症を主訴に発見された小児球部尿道狭窄症

著者: 内木拓1 小島祥敬1 早瀬麻沙1 丸山哲史1 林祐太郎1 郡健二郎1

所属機関: 1名古屋市立大学大学院医学研究科 腎・泌尿器科学分野

ページ範囲:P.775 - P.778

文献概要

症例は11歳,男児。生来みられた昼間遺尿と夜尿を主訴として来院した。排尿時膀胱尿道造影にて,後部尿道の著明な拡張,球部尿道の狭窄を認め,膀胱内圧測定にて無抑制収縮が確認された。遺尿症の原因として下部尿路閉塞に伴う過活動性膀胱が考えられ,経尿道的尿道狭窄切開術を施行した。術後は尿流量測定の改善がみられ,無抑制収縮消失も確認された。昼間遺尿は消失し,夜尿の頻度も週3回に減少した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら