文献詳細
手術手技 尿路変向・膀胱拡大術 5
文献概要
要旨:腸管を利用した自然排尿型膀胱において尿失禁がなく,排尿効率の良い理想的な膀胱は内圧が低圧で不随意収縮がなく,形状が球形に近く,骨盤の中央に位置し,適度な容量をもつパウチを形成することである。S状結腸を利用するReddy法は,尿禁制は回腸利用に比べてやや劣るものの,パウチの過伸展がなく,排尿時には腹圧とともに結腸壁の圧も加わってパウチ内圧を高め,機能的にも形態的にも良好な排尿効率獲得の条件を満たしている。
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