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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科59巻11号

2005年10月発行

症例

極細径膵管ファイバースコープにより観察した前立腺貯留性囊胞

著者: 松本信也1 高橋悟1 冨田京一1 武内巧1 太田信隆1 北村唯一1

所属機関: 1東京大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.863 - P.866

文献概要

63歳,男性。主訴は血精液症。超音波検査,膀胱鏡,精管造影,経会陰式囊胞造影で前立腺囊胞と診断した。その後外来通院中に,足を組むと初期血尿をたびたび繰り返した。経尿道的囊胞開放術を試みることとした。これに先立ち精丘奥の前立腺部尿道の小孔から極細径膵管ファイバースコープを用いて腺腔内観察を行った。管腔内に数個の結石がみられ,さらに進めると囊胞内と思われる広い空洞に至った。結石による貯留性囊胞と考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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