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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科59巻11号

2005年10月発行

症例

副腎領域に発生した後腹膜神経鞘腫

著者: 小林将行1 加藤智規1 野村和史1 脇坂正美1 近藤福雄2

所属機関: 1社会保険船橋中央病院泌尿器科 2社会保険船橋中央病院病理科

ページ範囲:P.877 - P.879

文献概要

症例は67歳,男性。突然の右季肋部痛を主訴に当院を受診した。画像検査上,右副腎領域に65×50mmの内部不均一の腫瘍を認めた。腫瘍は内分泌学的に異常はみられなかった。悪性腫瘍の可能性を完全に否定できなかったため全身麻酔下に経腹的腫瘍摘除術を施行した。病理学的にAntoni A型優位の神経鞘腫と診断した。後腹膜原発の神経鞘腫は比較的稀である。副腎領域より発生した神経鞘腫は,自験例で本邦36例目であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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