文献詳細
手術手技 尿路変向・膀胱拡大術 6
文献概要
要旨:Adamsらが複雑な尿路傷害をもつ小児での膀胱拡大術に胃を利用したと報告したあと,多施設で胃利用尿路形成術が追試されたが,この術式特有の術後合併症が明らかになるにつれ安易な適応を戒める報告も増えた。しかし,特殊な状況にある限られた症例では,この術式を用いる以外に患者が望む尿路形成術が不可能と思われる場合があることも確かであり,そのような例に適応されてこそ本術式の意義があると考える。
掲載誌情報