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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科59巻13号

2005年12月発行

症例

炎症を契機に診断されたセミノーマ

著者: 吉峰俊輔1 渡辺聡1 田野口仁1

所属機関: 1伊勢原協同病院泌尿器科

ページ範囲:P.1042 - P.1044

文献概要

49歳,男性。発熱,左陰囊腫大を主訴に受診。診察上,左精巣上体炎が疑われ,抗菌化学療法目的に入院した。入院後,抗生剤投与するも,炎症反応が遷延するため画像検査を行ったところ,左精巣腫瘍が疑われ,高位精巣摘出術を施行した。病理組織学的に,精巣上体には炎症所見は認められず,広範な壊死を伴ったセミノーマと診断された。術後,炎症反応はすみやかに消退し,腫瘍と発熱との関連性が示唆された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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