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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科59巻2号

2005年02月発行

文献概要

症例

尿閉をきたした子宮筋腫

著者: 浜野敦1 野村栄1 松山玲子2 大貫裕子2 末延豊2 藤沢昭三2

所属機関: 1稲田登戸病院泌尿器科 2稲田登戸病院産婦人科

ページ範囲:P.153 - P.155

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症例は44歳,女性。産婦人科で子宮筋腫の診断で通院中の約1年間,間歇的に排尿困難を自覚していた。尿閉となったため当科を受診した。尿閉となりうる基礎疾患や投薬歴がなく,触診や画像検査で比較的大きい子宮筋腫を認めたため,子宮筋腫による尿閉の疑いで子宮全摘術を施行した。術後,排尿困難は改善した。

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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