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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科59巻3号

2005年03月発行

文献概要

症例

50年以上経過したと思われる陳旧性陰囊内血瘤

著者: 井上省吾1 田辺徹行1 森山浩之1 米原修治2

所属機関: 1JA尾道総合病院泌尿器科 2JA尾道総合病院病理研究検査科

ページ範囲:P.233 - P.235

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患者は81歳,男性。血尿を主訴に受診し,膀胱鏡で乳頭状腫瘍を認めたため入院した。入院時現症で,右陰囊内容は手拳大に腫大し,透光性は認めなかった。AFPやhCG-βといった腫瘍マーカーは異常を認めなかった。TURBTおよび右精巣摘除術を施行し,摘出標本は5.0×4.4cmで,陳旧性の血液と思われる暗褐色の内容液が充満していた。病理組織学的診断は陳旧性陰囊内血瘤であった。

参考文献

1)平澤輝毅,内山浩一,三井 博,他:巨大陳旧性陰嚢血瘤の1例.泌外7:875-877,1994
2)青木正信,石川 晃,牛山知己,他:慢性に経過した陰嚢内血瘤の1例.泌尿紀要41:817-819,1995
3)森 直樹,蔦原宏一,福原慎一郎,他:陳旧性陰嚢内血瘤の1例.泌外16:609-611,2003
4)黒田 功,田岡利宜也,桑田善弘,他:陳旧性陰嚢内血瘤の1例.臨泌56:355-357,2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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