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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科59巻4号

2005年04月発行

特集 ここが聞きたい―泌尿器科外来における対処と処方

6.内分泌疾患 ■精巣および性機能障害 【性機能障害】

79.向精神薬が投与されているEDの患者です。対処と処方について教えて下さい。

著者: 上原徹1

所属機関: 1医療法人立川メディカルセンター市川綜合病院泌尿器科

ページ範囲:P.285 - P.288

文献概要

男性性機能をコントロールする神経系,血管系,内分泌環境に影響する種々の薬剤で勃起障害が起こることが知られている。そのなかで向精神薬を服用している患者にみられる勃起障害は,薬剤投与の原因疾患治療との兼ね合いなど対応に苦慮することが多い。

 向精神薬とは,中枢神経系に作用し,選択的に精神機能や情動,行動に影響する薬剤の総称であり,そのなかには抗精神病薬,抗うつ薬,抗不安薬,睡眠薬などが含まれる。

参考文献

1)加藤 敏:躁うつ病の人間学.笠原嘉(編):感情障害―基礎と臨床.朝倉書店,東京,pp163-173,1997
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5)金尾健人,丸茂 健,村井 勝:精神障害を伴った勃起障害の検討.日性会誌16:21-23,2001
6)宍戸壽明,渡部芳徳,竹内 賢,他:勃起障害を合併したうつ病の2症例におけるmilnacipran(SNRI)の使用経験.精神医学44:71-74,2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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