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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科59巻5号

2005年04月発行

異論・反論 泌尿器科術前・術後管理

4.手術後の包交は必要か

著者: 深澤立1 島田誠1

所属機関: 1昭和大学横浜市北部病院泌尿器科

ページ範囲:P.304 - P.305

文献概要

1 手術後の創管理の目的

 手術後の創管理の目的は,感染や離解などの問題を生じさせず,創をきちんと治すことである。そして患者の苦痛を最小限にすること,医療コストをかけないことも管理をしていくうえで十分に配慮されるべきである。

 2 今までの包交のやり方

 以前は毎日回診をし,清潔操作のもとにガーゼを剝がし,創・ドレーン刺入部をポピドン・ヨードで消毒し,またガーゼで覆うという包交をしていた。実際に調査をしたわけではないが,恐らく多くの医療現場ではこれと変わらない包交をしている(してきた)と思われる。

参考文献

1)穴澤貞夫(編):新しい創傷管理.へるす出版,東京,1995
2)倉本 秋,瀬尾宏美:創傷管理の実際,創傷ドレッシングの実際.創傷管理のPros and Cons.臨床看護25:1840-1849,1999
3)Balin AK, Pratt L:Dilute povidone-iodine solutions inhibit human skin fibroblast growth. Dermatol Surg 28:210-214, 2002
4)夏井 睦:これからの創傷治療.医学書院,東京,2003
5)Dire, DJ, Welsh, AP:A comparison of wound irrigation solutions used in the emergency department. Emerg Med 19:704-708, 1990

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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