文献詳細
異論・反論 泌尿器科術前・術後管理
文献概要
1 手術後の創管理の目的
手術後の創管理の目的は,感染や離解などの問題を生じさせず,創をきちんと治すことである。そして患者の苦痛を最小限にすること,医療コストをかけないことも管理をしていくうえで十分に配慮されるべきである。
2 今までの包交のやり方
以前は毎日回診をし,清潔操作のもとにガーゼを剝がし,創・ドレーン刺入部をポピドン・ヨードで消毒し,またガーゼで覆うという包交をしていた。実際に調査をしたわけではないが,恐らく多くの医療現場ではこれと変わらない包交をしている(してきた)と思われる。
手術後の創管理の目的は,感染や離解などの問題を生じさせず,創をきちんと治すことである。そして患者の苦痛を最小限にすること,医療コストをかけないことも管理をしていくうえで十分に配慮されるべきである。
2 今までの包交のやり方
以前は毎日回診をし,清潔操作のもとにガーゼを剝がし,創・ドレーン刺入部をポピドン・ヨードで消毒し,またガーゼで覆うという包交をしていた。実際に調査をしたわけではないが,恐らく多くの医療現場ではこれと変わらない包交をしている(してきた)と思われる。
参考文献
1)穴澤貞夫(編):新しい創傷管理.へるす出版,東京,1995
2)倉本 秋,瀬尾宏美:創傷管理の実際,創傷ドレッシングの実際.創傷管理のPros and Cons.臨床看護25:1840-1849,1999
3)Balin AK, Pratt L:Dilute povidone-iodine solutions inhibit human skin fibroblast growth. Dermatol Surg 28:210-214, 2002
4)夏井 睦:これからの創傷治療.医学書院,東京,2003
5)Dire, DJ, Welsh, AP:A comparison of wound irrigation solutions used in the emergency department. Emerg Med 19:704-708, 1990
掲載誌情報