icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科59巻5号

2005年04月発行

異論・反論 泌尿器科術前・術後管理

9.手術後の長期尿道カテーテル留置は必要か

著者: 増田裕1

所属機関: 1枚方市民病院泌尿器科

ページ範囲:P.337 - P.337

文献概要

1 はじめに

 尿道へのカテーテル留置は,難治性尿路感染症の原因になり,できるだけ早期に抜去すべきであるが,TURP後,尿道へのカテーテル留置は最低3日間と先輩から教わり,それに何の疑問も抱かず,それを守ってきた。尿道へのカテーテル留置期間が,入院日数を規定しているのは紛れもない事実である。TURPの翌日に尿道カテーテルを抜去すれば,短期入院が可能となり,患者負担の軽減となるのではないかと考え,筆者の施設では,不必要な点滴や抗生物質の投与をせず,入院当日手術を原則とし,TURPを2泊3日で実施している。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら