文献詳細
手術手技 尿路変向・膀胱拡大術 2
文献概要
要旨:様々な尿路変向術が行われるようになった現在も,尿管皮膚瘻は最も広く行われている手術の一つである。腸管を用いた尿路変向と比べ手軽な手術と思われがちではあるが,そのゴールをシングルストーマ,チューブレスというところにおけば決してやさしい手術とはいえない。チューブレス尿管皮膚瘻の実現のためには尿管血流の温存,尿管への張力をなくすこと,丁寧なストーマ形成が重要である。
参考文献
1)藤本博行:本邦における尿路変向術の現状.泌外15:1097-1101,2002
2)平塚義治,有吉朝美:チューブレス尿管皮膚瘻術の術式と長期成績.泌外12:1213-1220,1999
3)森山浩之,甲田俊太郎,福重 満:豊田法による無カテーテル尿管皮膚瘻術の検討.泌外12:1233-1237,1999
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