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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科59巻8号

2005年07月発行

症例

臨床症状に乏しかった後腹膜膿瘍

著者: 今村哲也1 黒松功1

所属機関: 1JR 東海総合病院泌尿器科

ページ範囲:P.597 - P.599

文献概要

症例は63歳,男性。全身倦怠感,食欲不振を主訴に当院腎臓内科を受診。典型的な臨床症状に乏しく,当初腎盂腎炎として治療していたが改善を認めず,腹部CTを施行したところ右後腹膜膿瘍が判明した。経皮的ドレナージ術を施行し,著明な全身状態の改善がみられた。当症例は糖尿病,慢性腎不全,神経因性膀胱という易感染性が背景に存在し,腎盂腎炎より後腹膜膿瘍へ移行したと考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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